「.vvv」ウイルス 広告見ただけで感染してPC内のデータが使用不可能に 対策と被害内容
現在日本を含め全世界でWEB上の広告を閲覧しただけで感染するウィルスが大規模に発生しているようです。既に日本でも被害が相次ぎ事態となっています。感染した場合の被害が大きいだけにいつも以上にセキュリティに慎重にならなくてはなりません。
パソコンが起動しなくなったり、保存してあるファイルが全て使用不可能になるというとても悪質なウィルスです。しかも、感染は普通にWEBページを表示しているだけでしてしまうと言うとてもやっかいな物です。
この記事の目次
主な.vvvウィルス(CrypTesla)の症状
今回のウィルスは悪質なネット広告が原因となっていて、特に操作は必要なく広告を表示しただけで感染します。このウィルスは感染するとパソコンのデータを人質に取り、データを元に戻したいならお金を払えと脅迫してくる極めて悪質なウィルスです。暗号化してしまうので俗に言うランサムウェアです。
・パソコン内にあるデータファイルを勝手に暗号化して拡張子「.vvv」ファイルに変換する。
・もちろんパソコンに接続されている全てのストレージ(USBメモリや外付けHDD)内のファイルも変換される。
・暗号化されたデータは復元できない。
・月極広告を掲載しているサイトで感染する。
こちらは実際に感染した日本人ユーザさんのついーとです。
最悪やコレ
一晩の間にCドラ含む全部のHDDとか外付けUSBとか全部のデータが拡張子vvvになったわ pic.twitter.com/1g1eh6Ex1Y— 柑橘。 (@kankitsu0) December 5, 2015
見事に全てのファイルが暗号化されていて「.vvv」ファイルになっていますね。
.vvvウィルス(CrypTesla)が感染する原因
今回の.vvvウィルス(CrypTesla)が感染する原因は以下の様になっています。
1. ウィルス作成者が広告掲載が出来るWEBサイト上もしくは広告業者に掲載依頼を出す。
2. ウィルスが仕組まれた広告が不特定多数のWEBサイト上に掲載される。
3. そのサイトを閲覧したユーザがサイトを表示しただけで感染する。(実際にはパソコンの裏でウィルスサイトにアクセスさせている?)
4. ランサムウェア(CrypTesla)に感染して、パソコン内のデータファイルが.vvv形式の暗号化ファイルにされてしまう。
1~4までの動作に1分もかからない場合もあるので、なかなか防ぐのは難しそうです。しかも、知らないうちにやられてしまうので…
.vvvウィルス(CrypTesla)の対策方法
.vvvウィルスを検証されている方も現状ではウィルス対策ソフトでの検出は出来ていないと言っています。セキュリティソフトが導入されていても感染してしまう可能性が高いので安心は出来ません。
一部でWindows8以前のOSで感染すると報告されていますが、Windows XPから最新の10まで感染することが確認されているようです。
対策方法としては以下の事を試して下さい。
・IEを使わない。
・OS、セキュリティソフト、Java、Flashを最新版に更新する。
・最新版に更新する。
・感染したときのためにバックアップデータが保存されているストレージ(WEBクラウドや外付けHDD)はパソコンから外す。
「.vvvウィルス 対策」等の検索ワードで検索した結果ウィルス広告を閲覧してしまい感染してしまったユーザもいるようですので、セキュリティが万全で無い状態で放置しておくのはやめましょう。
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